ばたばた

 特に書くことがないと言えばないし、あると言えばある、というような、新学期の始まりを過ごしている。そもそも日記として始めているんだから特別内容を気にすることはないんだろうが、芝居を観てなんか言ったり書いたりするという生活がベースにあるので、芝居に行けていない今の状況は、特に何もないのと変わらない状態のように感じてしまう(日々の小ネタはツイッターでよくね?という)。

 芝居に関しては、そもそも今の時期は冬のプログラム発表を控えてオフシーズン気味であることと(もちろん面白そうな公演も少なくないけれど)、ロンドン遠征はrail cardが届いてからでないと交通費が高くついてしまうのと、バーミンガムの劇場/ヴェニューとしては11月が当たり月っぽく(forced entertainmentとMae Martinが来る)、みたいな理由で、今すぐ行かねばというモチベーションがあまり沸いていない。

 でも、おそらく一番の、あまり直視したくない理由は、院生生活のスケジューリングやタイムマネジメントがよくわかってないから、だろう。どんどこ送られてくる新入生向けイベントの情報に気圧され、キャリアサポートやら奨学金情報やらリサーチスキルワークショップやらが飛び交うメールにビビり、とにかく早く自分のペースをつかむとっかかりが欲しくて、すぐには何もできないことにすでにひどく焦っている。金曜日にスーパーバイザーとの最初の面談が控えている。ひとまずこの日をトラブルなく終えることが今週の目標で、あとはイギリスのコメディを見てよう(Backをはよ見ないと)、とハードルを大変低く設定しておく。

 インダクションウィークの院生生活tipsで一番残っている言葉は「よく寝てよく食べて、ホリデーに遊ぶのにギルティを感じるな」と「自分で自分を褒めろ」だった。ギルティを感じず、むしろ研究の一部だし、という心持で劇場に行けるよう、諸々早く整わないかなぁとじりじりと過ごしている。

 

追記

 そういえば今日ようやく寮の水道水が飲用可になったのだった。(工事の影響で今まで飲めなかった。)(ミネラルウォーターの配給はあった。)これで料理に気を使わなくて済むし、2リットルのペットボトルを四階の部屋まで毎日持って上がる苦労もなくなった。ところで寮は、造りが不安になるほどの勢いで建設が進んでおり、来週にも居住エリアは入寮できそうな気配である。私としては一刻も早くランドリーと郵便の人を不安にさせないようなレセプション(現在プレハブ)を作ってほしいのだけど、共有スペース系の完成はまだ先になりそう…。