Edinburgh Festival Fringe 2018 要チェック作品リストのリスト
今年のエジンバラフェスティバルのフリンジ演目チェックに使ったサイトのリストをまとめておきます。フェスティバルはすでに開幕しており、おせーよ、という感もあるのですが、大手メディアは例年こういった記事を出しているので(批評家が変わることはあるけど)、来年以降も使えるかしらと思い、自分の備忘録も兼ねて。
よほど合わない批評家が書いているとかではない限り、二つ以上の媒体で紹介されているのもはチェックリストに入れていいかなと思います。前売りを買うか迷う時は各紙のレビューが出るのを待つべし。下に挙げたメディアの多くはほぼ毎日フリンジ作品のレビューを出しています。あと、フリンジの公式サイトから、チケット完売日がどれだけ出ているかをチェックするのも良いです。あとは博打。
(独断と偏見でコメントをつけています。私の趣味を知っている人は参考にしてください。)
(ちょっと思うところあり、私の観劇予定リストは今のところウェブには上げないつもりです。すみません。(もし私の知人友人で興味のある方がいれば直接ご連絡ください。)作品の感想は改めてまとめます。)
The Independent (Lyn Gardner)
インディペンデント、というかリン・ガードナー枠、というべきか。シアター、ダンス、サーカス、キャバレー、児童劇、今年も無双しております、ガードナー先生。私も日ごろから厚い信頼を寄せています。ガーディアンを離れ、ひとまず今年はインディペンデントとステージを拠点にレビューを書くとのこと。会期中に所属メディアに書ききれない作品評はツイッターにガンガン挙げてるので、そちらも要チェック。0ウィーク目にしてすでに、同僚批評家に「30本は観てる」とか言われてます、この人。
The Guardian (Theatre&Dance: Chris Wiegand, Comedy: Brian Logan)
安パイなのはこのへんかな、という気がします。(ただしダンスは未知数。)ただ開幕して今んとこ、シアターのレビューはマーク・フィッシャーさんが書いてるっぽいので、まずはそっちを参考にした方がいいかも。(ビリントンさんはここんとこはフリンジに来てるんだっけ?)
The Telegprah (批評家合同、要登録)
すみません、私、ちゃんと読んでない…。音楽、オペラもカバーしているので、そちらにも関心がある方はどうぞ。
The Scotsman (批評家合同)
地元紙なのにか、地元紙だからか、下馬評出るのが一番遅かった。他の媒体が拾ってない作品がちょこちょこあるのですが、気になりつつレビュー待ち状態です。しかしスコッツマンの本気はこれからだ。会期中、紙媒体は文化欄がフェスティバル特別仕様になっており、レビューはもちろん、その日の演目スケジュールやヴェニューの地図まで掲載。朝買って、記事読んで、そのまま一日ガイドブックとして使えます。
Time Out London (Andrzej Lukowski)
ロンドンが中心の媒体なので数は少なめですが、大都市エンタメガイドというメディアの性質もあってか、演劇をあまり知らない人におすすめを聞かれた際には、ルコフスキーさんのレビューが一番参考になると思います(口悪いのがあれだけど)。ちなみに私のシアター系のチェックリストはだいたいこんな感じに収まってます。(私の選び方がロンドン視点に偏ってる、という話でもあるんですが。)
The Stage (批評家合同)
演劇業界のニュースや政治系の記事はいつも面白く読むんですが、レビューはいまいちはまらないステージ…。(書き手が多いというのもある。)ただ今年はガードナー先生がこっちにも記事を書くようなので、会期中はしっかりチェックします。月間3記事(?)以上のアクセスは有料なので、8月だけ購読登録するのが良いかと。
Chortle
…の記事のどれかを読んだはずなんですけど、今検索し直したら出てこない…。すみません…。コメディ専門媒体です。興味ない人はスルーでいいんですが、フリンジのような小規模の公演では、コメディと演劇・パフォーマンスの垣根が低くなっているので、時々両ジャンルから評価されるタイプの作品がポンっと出てきたりします。私はそういう関心とは別に、コメディファンとしてチェックしてます。
Go Johnny Go Go Go Part II (Miki Inamura)
お世話になっております、イナムラさんのコメディブログ。日本語でレビューや現地情報が読める貴重なサイトです。日本のお笑いに親しんだ人から見て、という視点で書かれている記事も多いので、フリンジでコメディジャンルに初挑戦したいという方は、英メディアのレビューを当たるよりも笑いのツボがわかりやすいかもしれません。毎年レギュラーで来ているコメディアンは多いので、今年の注目リストやレビューはもちろん、過去の開催年の記事も読むのがおすすめです。
だいたいこんな感じでしょうか。漏れがあったら追記します。